おとのせかい【3歳~小学校入学前編】123 うさぎ保育園見学⑧共依存③

おとのせかい【3歳~小学校入学前編】123 うさぎ保育園見学⑧共依存③

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あとがき

息子と心が通い合わなかった期間は、私にとっては長く苦しいものでした。

2歳時に、息子には強い自閉傾向があるという診断書まで受け取っていたにも関わらず「息子が親に愛着を示さないのは、本当は私の接し方が悪いからなのではないか…私ってダメ人間だ…」と思い悩んだり、一方で「私がおとのことを一番理解している!」と驕って考えたり「私がこの子を守る!!!」(無理だろ)と謎の正義感で夜中涙を流したりと、メンタルは大忙しでした。今思うとなんか…ちょっとおかしかったんですよね。

そんな時、ほんの少しだけ息子が私に甘えるようになってきて、この考えがどんどん加速していきました。とはいえ、この時はまだおとが私に甘えるのは本当にほんの少し。なので息子が私に甘えてくる時間は、私にとって母性が爆発し自己肯定感が上がるフィーバー革変ご褒美タイムでした。

こんな精神状態だったため、八木先生に甘えてるおとを見て苦しくなったのでした。今思うと当時は療育、保育園、障害支援センター、OT、STに繋がっていて障害支援については恵まれた状況でした。さらに私は家から離れた場所でパートをしており、家庭以外の世界もありました。にも関わらずこのような状態になっていたので、自閉症児の持つ「親に対する愛着の薄さ」という特性は親、特に母親にとってそれだけ精神的なダメージが大きいものなんだろうな…と感じるのでした。

~おわり~

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