おとのせかい【3歳~小学校入学前編】95 バスで謎理論提唱者に遭う
- 2025.02.18
- おとのせかい(3歳~小学校入学前編)
おとのせかい【3歳~小学校入学前編】95 バスで謎理論提唱者に遭う

水彩画っぽくしてみましたが…

2コマで力尽きましたw

2~3歳くらいの時、私に向かっておとのことを「今が一番かわいいとき」と決めつけて言ってくる見知らぬおばさま達が、私は本当にしんどかったです。おとはかわいいけど、この頃はおとの障害特性や障害受容、見知らぬ土地での育児や度重なる転勤が苦しくて、私はおとを手放しにかわいいとは思えませんでした。よって、私はおばさまの言葉になんだか罪悪感を覚えてしんどかったです。おとを心の底からかわいいと思えるようになったのは、私への愛着が見られるようになった6歳頃だった記憶です。

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このおばさまの「息子さんが弁護士であることを大声で自慢したい」という気持ちに、利用された感もあったと思います。

あとがき
私がおとのことを「まだうまく話せない」とおばさまに言ってしまったことがそもそものミスでした。
しかし育児を経験しているという根拠と自信だけで、こうしてマウントとりつつ断定的にアドバイスしてくる人についてはわりと疑問です。「何歳?」とか「かわいいね」とか「育児大変だね」といったあたりさわりない話なら嬉しいんですが。
謎理論についてはずいぶん前に一度漫画にしたのですが、初めて取無病院に行くバスの中でこんなことあったな~と思いだしたので再度漫画にしました。
この謎理論によって励まされたり、不快に感じないという人もいると思います。謎理論を信じ、励まされ、やっぱり発達に問題がなかったらそれでいいと思うんです。厄介なのは、謎理論を信じたのに実際に発達に問題がある場合です。
私はこの漫画の時点(3歳年少頃)では謎理論をもうほとんど信じていませんでしたが、まだ診断がつく前だったり診断がついてまもなくの時期(1~2歳頃)は謎理論にわりと翻弄されていました。また、3歳以降でも「おとに似た子を知っているけど結局障害はなかった」という類の、「おとに似ている全く知らない子」についての謎理論には翻弄されていました。
「勝手な事言わないでよ」と思う反面、期待して、心のどこかですがってしまう。
さらに謎理論とは関係なくてただの誤診なのですが、おとは「知的障害はない」と2度医師から言われていました。一度目は以前漫画で描いたX区の障害支援センターで、二度目はこれからの出来事です。一度目は断定的でしたが、二度目ははっきり言われたわけではなく「多分、知的障害はないよ」という推定的な言い方でした。しかし、これらの発言も私を大いに期待させました。
結果的に、おとは6歳の就学時に「中度知的障害」と診断されます。私は医師の「知的障害はない」という発言や、多くの人から説かれた謎理論に心のどこかですがってしまっていたため、その反動ですごく落ち込み、精神がおいこまれていくのでした。それについてはまた後ほど漫画にできたらと思います。
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